PUMA PALERMO OG

Palermo OGは1970年代後半～80年代前半に展開されていた、ハンドボール/インドアトレーニングシューズです。アイレットベース、トゥバンプはスウェード素材を採用し、当時としては耐久性に富み、サイドステップ時のステップワークに対応をする仕様に。甲部、サイドパネルにはナイロンメッシュを採用し、体育館のような使用環境においても通気性を確保するような作りに仕上げています。当時アッパー素材の異なる、同デザインパターンのHandball TeamやSuper Teamといったハンドボール専用モデルがカタログラインナップされており、PUMAでは非常に人気・信頼度の高いアッパーデザインであったことが見て取れる仕様となっています。アウトソールは1978年より発売されていたVlado Stenzelと同様のものを採用。 吸盤のような意匠が体育館のサーフェスにおいてグリップ性能を高める仕様となっており、様々なPUMA インドアトレーニングシューズに流用されていたソールとなっています。 1980年代後半にはイギリスで流行したファッショントレンド“Terrace style”の中で、こういったインドアトレーニングシューズが足元に取り入れられ、人気を博していました。 昨今でヨーロッパのファッショントレンドが高まりつつある流れで、ヨーロッパブランドならではの歴史と文化的背景のあるシューズを是非着用してみてはいかがでしょうか。